携帯電話大手KDDIの大規模な通信障害が発生した今月2日と翌3日に、全国の警察が受けた110番通報のうちKDDIの基地局を通じた通報の合計は、前週の同じ曜日と比べて45・1%減っていた。すべての通報に占める割合も、23・0%から13・1%に約10ポイント減少していた。警察庁への取材でわかった。
警察庁が全都道府県警に報告を求め、集計した。それによると、通信障害が発生した2日の110番入電件数のうち、KDDIの回線による通報は1週間前より63・7%減の3250件、3日は同じく25・1%減の6263件。合わせた9513件は、前週の計1万7325件と比べて45・1%少なかった。
すべての通報に占めるKDDIでの通報の割合は、2日が8・6%、3日は18・0%で、2日間合計では計7万2465件中13・1%だった。前週の2日間は7万5262件のうち23・0%だったため、大きく減っていた。
一方で、公衆電話からの通報は2日間で2379件と、前週より20・8%多かった。
通信障害による影響があった…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル